要求分析

ここでは、システム設計プロセスの中の一ステップにあたる要求分析について説明しています。

分析手法4:機能性能明確化

機能性能明確化手法を説明します。これには以下の3つの手法があります。

  • 機能分析
  • State/Mode分析
  • 範囲外動作分析


機能性能明確化


機能分析
機能分析は、要求機能の全体的理解:要求を実現するためのシステムの挙動を定義するとともに,要求段階におけるシステム要求機能の抜けをなくすために、機能フロー図を作成する手法です。
機能フロー図とは、システムの動作(Function)の流れをフロー図で記述したものであり、FFBD(Function Flow Block Diagram)と呼ばれます。

FFBD


State/Mode分析
State/Mode分析では、システムの挙動をMode/Stateの概念を使って明らかにします。 システムの状態を定義し、その間のトランジェントを定義することでシステムの挙動を明らかにします。

State/Mode分析


範囲外動作分析
範囲外動作分析とは、要求で規定している範囲外の条件に対する対処を決めることとなります。通常、範囲内での動作が規定されていても、範囲外の動作が規定されていないことが多く、これを規定しないで設計した場合、動作が不定となることがあります。こういったことがないようにするのがこの手法となります。

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