アーキテクチャフレームワーク(AF)
ここでは、EAとして日本でも話題となっているアーキテクチャフレームワークについて説明します。
アーキテクチャフレームワークの例:ZachmanのAF
当時IBMの研究所に勤務していたJohn A. Zachmanは、1987年9月にIBM Systems Journalに"A Framework for Information Systems Architecture"というタイトルの記事を発表しました。これがその後世界のエンタープライズアーキテクチャの基礎となるZachman Architecuture Frameworkと呼ばれるものです。
Zachmanのフレームワークでは、縦軸にScope、Business Model、System Model、Technology Model、Detail Reporesentation及びFunctioning Enterpriseの6項目をとり、横軸にData、Function、Network、People、TIME、Motivationの5項目をとり、それらの項目に対してそれぞれ成果物を規定して作成していくこととなります。
横軸の項目であるData、Function、Network、People、TIME、Motivationは、それぞれWhat、How、Where、Who、When、Whyに対応するようになっています。
これらすべての項目を埋めていくことでアーキテクチャができるようになっているのがZachmanのアーキテクチャフレームワークです。